市場トレンド

米国で日本のグミ・キャンディが大ブーム──Hi-Chewが第2工場、TikTok発で急増。ただし着色料に注意

2026年6月15日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

いま米国の菓子棚で伸びているのは日本のグミ・ソフトキャンディだ。Hi-Chew(森永)は需要急増で第2工場を2026年に稼働、TikTok発の“食感”ブームでグミ市場は年率約20%(2025–35予測)で拡大見込み。ただし日本の菓子は米国で未認可の合成着色料を含むことがあり、そこが輸出の関門だ。

TOPIC
第2工場 稼働
Hi-Chew(森永)が米国増産(2026)
↑需要急増
TOPIC
約20%/年
グミ市場CAGR(2025–35予測)
CAGR
TOPIC
TikTok発
食感・限定味がバズの起点
TOPIC
着色料に注意
米国未認可色素は使えない
注意

なぜ日本のグミが売れる?

主役は食感とフレーバーHi-Chew(森永)は“もちもち×ジューシー”で米国の定番になり、需要拡大で第2工場を新設。UHA味覚糖(コロロ・ぷっちょ)カンロの果汁感・硬めグミも「日本のグミは別物」と評価されています。

火をつけたのはTikTok。“ASMR的な噛み心地”や限定・季節フレーバーの開封動画が拡散し、Hi-ChewはTikTok Shopで限定品も展開。Costco・Target・Amazon・H Mart等で配荷が広がり、アジア食ブームの追い風で“日常おやつ”として定着しつつあります。(1ドル≒160円換算)

現状
2024
約6.2倍
2035予
米国グミ市場の規模イメージ/CAGR約20%(2025–35)で試算(指数)

成長率は調査会社で幅があります。

誰が・どこで・いくらで買っているか

販路はAmazon・Costco・Target・コンビニ・アジア系スーパー(H Mart等)。価格帯はHi-Chewの袋が約320〜640円、アソート/限定パックはギフト・話題消費で単価が上がります。買い手はZ世代・10〜20代と、“日本の本物の味”を求めるアジア食ファンが中心です。

Hi-Chew(森永)増産で供給拡大
定番No.1
コロロ/UHAファン獲得
果汁食感
限定・季節味TikTok発
話題消費
ラムネ菓子等数が出る
入門

人気の目安。時期で変動します。

米国にグミ・菓子を輸出するには:手続きの全体像

食品なのでFDA手続き着色料が要点です。

  1. FDA施設登録(米国代理人)+事前通知(出荷ごと)FSVP
  2. ⚠️着色料:米国は使用できる色素が認可リストに限定。日本の合成着色料(例:赤色○号などの一部)が米国で未認可だと使用不可——配合表を米国の認可色素と必ず突き合わせる
  3. 英語の栄養成分表示(Nutrition Facts)・原材料・アレルゲン
  4. HTS分類:砂糖菓子は1704系。デミニミス終了で少額も正規通関
  5. ゼラチン等:原料由来の証明が求められる場合あり

食品の登録・事前通知はFDA代行、通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。

認可色素:米国で食品に使える着色料は法定リストに限定。
Nutrition Facts:米国の栄養成分表示様式(英語必須)。
FSVP:外国供給者検証制度(米国輸入者の義務)。
HTS 1704:砂糖菓子の分類。
💡 実務のワンポイント

グミ輸出で最初に潰すべきリスクは『着色料』です。米国は食品に使える色素を法律で限定列挙しており、日本で合法な合成着色料でも米国で未認可なら、その商品はそのまま売れません(鮮やかな色のグミほど要注意)。輸出前に必ず配合表をFDAの認可色素リストと突き合わせ、未認可色素を使った製品は『米国向け処方(認可色素・天然色素に置換)』に切り替えるのが定石。あわせて、米国未承認の食品添加物や、ゼラチン等の動物由来原料の証明も事前に確認しておくと、水際での留置を避けられます。

よくある質問

日本のグミはそのまま売れる?
着色料次第です。米国未認可の色素を含む製品は、処方の調整が必要です。
FDAの手続きは?
施設登録・出荷ごとの事前通知・FSVPが基本セットです。
なぜ今伸びている?
Hi-Chew等の食感人気とTikTok発のバズ、アジア食ブームが重なっています。
出典は?
森永のHi-Chew工場拡張の発表と、グミ市場の調査です。
📘 用語ミニ解説
  • 認可色素:米国で食品に使える法定の着色料。
  • FSVP:外国供給者検証制度。
  • HTS 1704:砂糖菓子の分類。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

押さえどころは『FDA手続き+着色料の適合確認』だけ。施設登録・事前通知・FSVP・英語表示・色素チェック・通関まで、当社の発送代行(SLC)と食品分野のFDA代行が連携して代行します。伸び続ける米国のグミ需要に、止められず・遅れず乗せられます。

市場規模・成長率は調査会社で幅があります。色素可否・規制の最新はFDAをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。