
米国で焼酎・梅酒が伸びる──二階堂がドジャース公式に。市場は2.5倍へ、TTBの二重対応が要点
日本酒・ウイスキーに続く波が焼酎・梅酒だ。世界の焼酎市場は2024年$12億→2033年$25億(年率約9.5%)へ拡大見込み。二階堂はLAドジャースの公式焼酎に、Be:FirstのJUNONがアンバサダーに就くなど米国で攻勢。クラフトスピリッツ人気が追い風だ。輸出ではTTBとFDAの二重対応が要点になる。
なぜ焼酎・梅酒が伸びている?
背景はクラフトスピリッツ&和食人気。芋・麦・米焼酎の多彩な風味と低糖質イメージ、梅酒の甘酸っぱさが“新しい食中・食後酒”として受容されています。バーテンダーがカクテル素材に使い始め、焼酎ハイボール(チューハイ)も入口になっています。
2025年は二階堂がLAドジャースの公式焼酎、Be:FirstのJUNONが米国アンバサダーに就任するなど露出が拡大。世界市場は2024年$12億→2033年$25億(年率約9.5%)へ。日本酒(既存記事)・ウイスキー(既存記事)に続く伸びしろです。(1ドル≒160円換算)
市場規模は調査会社で幅があります。
誰が・どこで・いくらで買っているか
販路は酒販店・日本食レストラン・バー・Total Wine等の量販。価格帯は焼酎1本約3,200〜6,400円、プレミアム/限定はさらに上。梅酒は贈答・食後酒で安定需要。買い手は和食ファン・クラフト酒愛好家・バー業態で、“ウイスキーの次”を探す層に刺さっています。
人気の目安。
米国に焼酎・梅酒を輸出するには:手続きの全体像
酒類はTTBとFDAの二重対応が基本です。
- TTB:米国の輸入者が輸入業者許可(Importer's Basic Permit)を保有し、銘柄ごとにCOLA(ラベル承認)を取得
- FDA:飲料食品として施設登録+事前通知+FSVP
- 表示:政府警告文(Government Warning)・アルコール度数・容量を英語で
- 連邦物品税:度数・数量に応じた酒税。州ごとの酒類規制(3層制)にも留意
- HTS分類:蒸留酒は2208系。梅酒は配合で分類確認
食品衛生(FDA)の対応はFDA代行、通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます。
焼酎・梅酒の輸出は『酒はTTB、食品としてFDA』の二重対応が肝です。とくに米国側の輸入者が輸入業者許可(Basic Permit)を持っていること、銘柄ごとにCOLA(ラベル承認)を取ることが必須で、ここが未了だと出荷できません。ラベルは政府警告文・度数・容量の英語表記が要り、日本語ラベルそのままは不可。さらに州ごとの3層制(製造/卸/小売の分離)で“誰が売れるか”が変わるため、現地の輸入者・ディストリビューター体制を先に固めるのが成功の近道です。梅酒は果実・糖の配合で分類や手続きが変わる点も要確認。
よくある質問
- TTB:米国の酒類タバコ税貿易管理局。
- COLA:酒類ラベル承認。
- 3層制:米国の酒類流通規制。
やることは『TTB(許可・COLA)+FDA(登録・事前通知)+英語ラベル』という決まった型。FDA手続き・通関・発送は当社のFDA代行とSLCが代行し、TTB/輸入者体制も含めて段取りを整えます。日本酒・ウイスキーに続く焼酎・梅酒を、止められず米国市場へ届けられます。

