関税

米国輸入でかかるのは関税だけじゃない──MPF・HMF「手数料」の全体像

2026年6月7日 | 出典:CBP(MPF/HMF)+当社(WorldShift)整理(関税)

関税率ばかり見ていると、利益を読み違える。米国の輸入には、本体の関税に加えてMPF(物品処理手数料)とHMF(港湾維持手数料)が乗る。小さく見えて、毎回・確実にかかる固定費だ。見落とすと採算が狂う「手数料」まで含めた、費用の全体像をまとめた。

TOPIC
0.3464%
MPF(物品処理手数料)の率
申告価額×
TOPIC
$33.58〜651.50
MPFの下限〜上限(FY2026)
TOPIC
0.125%
HMF(港湾維持手数料)・海上のみ
TOPIC
関税+手数料
本体関税に毎回上乗せ
見落注意

関税だけ見ていると足りない

米国輸入のコストは、ざっくり①基本関税(HTSの税率)②追加関税(232/301など)③MPF ④HMF ⑤通関ブローカー料の積み上げです。とくにMPF・HMFは見落とされがちですが、毎回かかります。(1ドル≒160円換算)

MPFとHMF:いくらかかる?

MPFは申告価額の0.3464%(FY2026は下限$33.58・上限$651.50)。HMF0.125%で、海上輸送のみ(上下限なし・航空にはかからない)。下は申告価額$10,000・海上・税率10%の場合の内訳例です。

基本関税(例:税率10%)HTS税率×申告価額
$1,000
通関ブローカー料目安
≒$100
MPF(0.3464%)下限$33.58/上限$651.50
$34.64
HMF(0.125%・海上)海上のみ・上下限なし
$12.50

例:申告価額$10,000・海上・税率10%の場合(目安)。232/301等の追加関税があれば更に加算されます。

見積もりの全体像:何が・いくら乗るか

利益計算は、次を積み上げて作ります。

  1. 基本関税:HTSの税率 × 申告価額
  2. 追加関税:Section 232/301などの有無
  3. MPF:0.3464%(下限$33.58〜上限$651.50)
  4. HMF:海上のみ0.125%(航空はなし)
  5. 通関ブローカー料・国際送料:実費
  6. 合計で採算判定:上記すべてを乗せて利益を計算

関税・手数料込みの見積もりや米国向け発送はSLC(発送代行)で対応できます。

MPF:物品処理手数料。申告価額の0.3464%(下限・上限あり)。
HMF:港湾維持手数料。海上輸送のみ0.125%(上下限なし)。
従価:価格に対して◯%でかかる方式。MPF/HMFも従価。
通関ブローカー:輸入申告を代行する専門業者。手数料が実費でかかる。
💡 実務のワンポイント

MPFは『1申告あたり上限$651.50』を活用。小口に分けると毎回下限$33.58がかさみます。まとめて1申告にすると率は同じでも手数料を圧縮可能。航空便ならHMF(0.125%)は不要——輸送手段で費用が変わる点も見積もりに。

よくある質問

MPFは毎回かかる?
はい。正式通関のたびに申告価額の0.3464%(下限$33.58〜上限$651.50・FY2026)がかかります。
航空便でもHMFはかかる?
いいえ。HMFは海上輸送のみです。航空にはかかりません。
まとめると安くなる?
MPFは上限があるため、1回の申告価額が大きいほど率としては割安になります。小口を束ねる効果があります。
一次情報は?
CBPのMPF/HMF告示(手数料率・年度の下限上限)。
📘 用語ミニ解説
  • MPF:物品処理手数料。申告価額の0.3464%。
  • HMF:港湾維持手数料。海上のみ0.125%。
  • 従価:価格に対して◯%でかかる方式。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

手数料は「見落とさなければ」怖くありません。関税+232/301+MPF+HMF+送料を込みにした見積もりは、当社の発送代行(SLC)が作成します。出す前に総コストと利益が分かるので、想定外の赤字を避けられます。

手数料率・下限上限は2026年度(FY2026)の概況。最新値はCBPの公式情報をご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。