市場トレンド

米国で鯖江メガネが高級フレームとして人気──世界シェア25%・チタンの匠。度入り/サングラスの扱いに注意

2026年6月15日 | 当社(WorldShift)の視点+米国市場・公開データより(市場トレンド)

メガネの“聖地”は福井・鯖江だ。鯖江は日本のメガネの約95%、世界需要の約25%を担い、チタンフレームを世界で初めて実用化した匠の産地。JINS等が米国展開し、軽さ・掛け心地で支持される。輸出では“度入りメガネ=医療機器、サングラス=FDA”の扱いの違いが要点だ。

TOPIC
世界シェア25%
鯖江が世界のメガネ需要の約1/4
匠の産地
TOPIC
日本の約95%
鯖江が国産メガネに占める割合
TOPIC
チタンの先駆
軽量・金属アレルギー対応
TOPIC
度入り=医療機器
サングラスもFDA対象
注意

なぜ鯖江メガネが選ばれる?

核心は素材と掛け心地。鯖江は1980年代にチタンフレームを世界で初めて実用化し、軽量・高耐久・金属アレルギーに優しい眼鏡で世界をリードしました。多工程の分業による手仕上げアセテートの色出しも評価点です。

米国ではJINS・H-Fusion等が“Made in Japan / Sabae”を訴求し、「軽くて疲れない・壊れにくい」高級フレームとして浸透。量販の安価フレームに対し、長く使える上質さを求める層に刺さっています。世界需要の約25%を担う産地ブランドが強みです。(1ドル≒160円換算)

チタンフレーム鯖江の代名詞
軽量・高耐久
アセテート(色)色出し
デザイン
サングラスUV・衝撃
FDA対象
度入り(完成品)扱い注意
医療機器

人気の目安。

最大の線引き:医療機器かどうか

米国では眼鏡関連はFDAの管轄になり得ます。扱いを分けて考えます。

メガネ“フレーム”のみ
一般雑貨に近い。比較的通しやすい(度なし)
度入り完成メガネ
矯正レンズ=医療機器(処方)。要件が重い
サングラス
FDA対象(衝撃耐性ANSI/UV表示)。要件あり
老眼鏡(既製)
OTC的な扱い。表示・基準に留意

“フレームだけ”は軽く、“レンズ入り/サングラス”はFDA、と覚える。

米国にメガネを輸出するには:手続きの全体像

製品タイプの判定が出発点です。

  1. フレームのみ(度なし):相対的に通しやすい。HTS9003系で分類
  2. ⚠️度入りメガネ:矯正レンズは医療機器=FDA要件(当社は医療機器領域は扱い対象外)
  3. サングラスFDA対象(衝撃耐性・UV)。HTS9004系。表示基準を確認
  4. 金属(ニッケル):肌に触れる金属の放出に留意
  5. 原産国表示・通関:“Made in Sabae, Japan”を明確に。少額も正規通関

フレーム・サングラスの分類・通関〜発送はSLC(発送代行)で対応できます(度入り=医療機器は対象外)。

医療機器(矯正レンズ):度入りメガネはFDAの医療機器。要件が重い。
HTS 9003/9004:眼鏡フレーム(9003)・サングラス等(9004)の分類。
チタンフレーム:鯖江が世界初実用化。軽量・低アレルギー。
ニッケル放出:肌に触れる金属の規制ポイント。
💡 実務のワンポイント

メガネ輸出は『何を売るか』で難易度が激変します。度の入っていないフレームやアクセサリー的な眼鏡は一般雑貨に近く通しやすい一方、矯正レンズの入った度入りメガネは米国では医療機器となりFDA要件が重く、当社の発送代行の対象外です。サングラスもFDA管轄で、衝撃耐性(ANSI)やUVの基準・表示が関わります。実務では『鯖江のフレーム単体(度なし)』を主力にすると、産地ブランドの強みを活かしつつスムーズに展開できます。チタン以外の金属フレームは、肌に触れる部分のニッケル放出にも気を配りましょう。

よくある質問

メガネフレームは送れる?
度なしフレームは比較的通しやすく、HTS9003系で分類します。
度入りメガネは?
矯正レンズは米国で医療機器となりFDA要件が重く、当社の対象外です。
サングラスは?
FDA対象(衝撃耐性・UV)。HTS9004系で表示基準の確認が必要です。
出典は?
鯖江の世界シェア・チタン実用化の実績情報です。
📘 用語ミニ解説
  • 医療機器(矯正レンズ):度入りメガネ=FDA医療機器。
  • HTS 9003/9004:フレーム/サングラスの分類。
  • チタンフレーム:鯖江が世界初実用化。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

ポイントは『フレーム単体(度なし)を主力にし、サングラスはFDA表示を整える』こと。分類・原産国表示・通関・FBA向けのまとめ納品まで当社の発送代行(SLC)が代行します(度入り=医療機器は対象外)。世界が認める鯖江のフレームを、止められず・安心して米国に届けられます。

シェアは概況です。医療機器/FDAの最新はFDAをご確認ください。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。