
朗報:追加関税(Chapter 99)の貨物も$2,500まで『簡易通関』が可能に──CBPが$250上限の運用を停止(全原産国)
関税の話が続くなかで、手続きが“軽くなる”知らせだ。米CBPは追加関税の対象(Chapter 99=9903ライン)が付く貨物の簡易通関を$250までに縛る規定の運用を停止した。これにより$2,500まで簡易通関(Type 11)が使えるようになり、対象は全原産国。日本発の多くの品目に追加関税ラインが付くいま、小口・サンプル・EC発送の事務負担が軽くなる、現場にうれしい変更だ。
何が変わった?
米国の簡易通関(informal entry/Type 11)は、もともと$2,500以下の貨物に使える簡単な通関方式です。ただし追加関税の対象(Chapter 99=9903ライン)が付く貨物は、従来$250を超えると正式通関(formal entry)が必要でした(19 CFR 143.21の規定)。
CBPはこの$250制限の運用を停止し、2025年4月30日以降、Chapter 99貨物でも$2,500まで簡易通関を認めています。対象は全原産国。追加関税が付いていても、$2,500以下ならブローカー費用やボンドの手間を抑えた身軽な通関ができる、ということです。
$2,500超は従来どおり正式通関。1件あたりの価額で線引きする。
日本の小口・EC輸出者がやること
難しいことはありません。1件あたりの発送価額で、簡易/正式を使い分けるのが基本です。
- 価額の確認:1回の発送が$2,500以下かを確認
- 簡易通関の活用:$2,500以下ならType 11(簡易通関)でOK(追加関税が付いていても可)
- 正式通関の準備:$2,500超は従来どおり正式通関(インボイス・申告価格を正確に)
- 関税の確認:簡易通関でも関税は発生。HTSと9903ラインで税率を確認
簡易/正式の判断や通関は当社の発送代行(SLC)が代行します。
いまや日本発の多くの品目に追加関税の“9903ライン(Chapter 99)”が付きます。従来は9903付き=$250超で正式通関(formal entry)が必要でしたが、CBPが上限の運用を停止し、$2,500まで簡易通関(Type 11)が使えるように。小口・サンプル・EC発送ほど、ブローカー費用やボンドの手間が軽くなります。ただし$2,500超は従来どおり正式通関です。
よくある質問
- $2,500:簡易通関が使える価額の上限。
- 9903ライン:追加関税を示すChapter 99の関税番号。日本発の多くの品目に付く。
- ボンド:通関で求められる保証。正式通関で必要になり、コスト・手間の要因。
関税のニュースが続くなかでの“手続きが軽くなる”話です。$2,500以下なら簡易通関で身軽に送れます。簡易/正式の使い分けや書類の用意、通関は当社の発送代行(SLC)が代行します。むずかしく考えず、まずは1件の発送価額で線引きを確認すればOKです。

