通関ルール

米国レイシー法、紙の申告(PPQ 505)を廃止──2026/1/1から電子申告(ACE/LAWGS)のみ。木製・竹・籐・革小物・楽器の輸出に必須

2026年6月19日 | 出典:USDA APHIS(Lacey Act Declaration)+U.S. CBP+当社(WorldShift)整理(通関ルール)

米国の通関手続きが、また一つ電子化された。レイシー法(Lacey Act)は、木材や植物が使われた製品に樹種・原産国の申告を求める法律だが、2026年1月1日から、紙の申告書(PPQ 505/505B)の受付を廃止し、CBPのACE、またはAPHISのLAWGSでの電子申告のみになった。家具・合板・竹・籐・バッグ・工具・履物など対象は2024年12月のPhase VIIで大きく広がっている。木製品や楽器、革小物を米国へ送る日本の事業者は、対応の確認が要る。

TOPIC
電子のみ
PPQ 505の申告方法(紙は廃止)
確定
TOPIC
2026/1/1
紙申告の受付停止
施行
TOPIC
Phase VII
対象が家具・竹・籐・革小物等に拡大
拡大
TOPIC
樹種+原産国
申告で求められる主な情報

何が変わった?

レイシー法は、違法に伐採された木材や植物の流通を防ぐため、木材・植物由来の製品に学名(樹種)・原産国・数量などの申告を求める米国法です。

APHIS(米農務省 動植物検疫局)は2024年12月1日にPhase VIIを開始し、対象を家具・合板・積層材・竹・籐・コルク・バッグ(取っ手等)・工具・木の柄のマッチ・履物など幅広い品目へ拡大しました。さらに2026年1月1日から、紙の申告書PPQ 505/505Bの受付を廃止し、CBPのACE(自動通関環境)またはAPHISのLAWGS(Lacey Act Web Governance System)での電子申告のみに切り替えました。

2024/12/1
Phase VII開始=対象が家具・竹・籐・バッグ・履物等に拡大
2026/1/1
紙のPPQ 505/505Bを廃止、電子申告(ACE/LAWGS)のみに
現在
対象HTSは電子申告が必須。今後の新Phaseは官報で予告

自分の品目が対象HTSかは事前確認を。100%合成素材など対象外もある。

米国に木製品・植物由来品を輸出するには:通関・手続きの全体像

木・竹・籐・革(植物なめし)・コルク等が使われた製品を送るときの基本です。

  1. HTS分類:品目のHTS番号を特定(家具=第94類、合板=第44類など)
  2. レイシー法の要否:そのHTSが申告対象かを確認
  3. 申告情報の用意学名(樹種)・原産国・数量などをメーカーから入手
  4. 電子申告ACEまたはLAWGSで申告(紙は不可)。ブローカー/発送代行が対応か確認
  5. 通関・配送:インボイス・申告価格を正確に。Section 232(木材)対象なら追加関税も

申告の要否判定から電子申告・通関まで、当社の発送代行(SLC)が支援します。

レイシー法(Lacey Act):木材・植物由来製品に樹種・原産国の申告を求める米国法。違法伐採対策。
PPQ 505:レイシー法の植物申告書。2026/1から紙廃止=電子申告のみ。
ACE/LAWGS:電子申告の窓口。ACEはCBP、LAWGSはAPHISのシステム。
💡 実務のワンポイント

木・竹・籐・コルク・植物由来の製品(家具、合板、楽器、バッグ、工芸品、履物など)を米国へ送るなら、レイシー法の『樹種・原産国の申告』が要る場合があります。2026年1月1日から紙のPPQ 505/505Bは受け付けられず、CBPのACEまたはAPHISのLAWGSでの電子申告のみに。ブローカー/発送代行が電子申告に対応しているかを先に確認しましょう。

よくある質問

どんな製品が対象?
木材・植物由来の製品です。Phase VIIで家具・合板・竹・籐・コルク・バッグ・工具・履物等に広がりました。HTSで対象かを確認します。
もう紙では申告できない?
はい。2026年1月1日から紙のPPQ 505/505Bは受け付けられず、ACEまたはLAWGSでの電子申告のみです。
何を申告する?
主に学名(樹種)・原産国・数量です。情報はメーカー(製造者)から入手します。
一次情報は?
USDA APHISのLacey Act Declaration案内とCBPのガイダンスです。最新は公式をご確認ください。
📘 用語ミニ解説
  • レイシー法:木材・植物由来製品に樹種・原産国の申告を課す米国法。
  • APHIS:米農務省 動植物検疫局。レイシー法とPPQ 505を所管。
  • Phase VII:2024/12開始の拡大段階。家具・竹・籐・バッグ・履物等が対象に。
🤝 むずかしく見えても、ここは任せられます

難しく聞こえますが、要は『木や植物が使われた製品は、樹種と原産国を電子で申告する』というルールです。対象HTSと申告項目は決まっているので、一度型を作れば毎回同じ。申告の要否判定から電子申告・通関まで、当社(WorldShift)の発送代行(SLC)が代行します。

対象HTS・申告項目は概況。最新はAPHIS/CBP公式をご確認ください。100%合成素材など対象外もあります。
※本記事は一般的な情報提供を目的とした見本です。金額はわかりやすさ優先のざっくり試算で、個別の通関・税務判断を保証しません。正確な税率・分類は各製品のHTSコードと最新の公式情報をご確認ください。